食中毒

食中毒予防について

食中毒予防について
   食中毒は、一年中発生していますが、特に暖かく湿気が多い梅雨から夏にかけては、食中毒の原因となる細菌の増殖が活発になるため、食中毒が発生しやすくなります。
   細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」によるものです。
   食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、生肉を触ったら必ずすぐ手を洗うこと、また、生肉を切ったまな板や包丁は洗って熱湯消毒し、食中毒を予防しましょう。
   また、肉を食べるときは中まで十分加熱することを心がけ、生で食べたり加熱不足のまま食べたりしないようにしましょう。
 ■食中毒予防の3原則と6つのポイント

<<食中毒予防の3原則>>
  (1) 食中毒の原因菌をつけない(洗う・包む)
  (2) 食中毒の原因菌を増やさない(早めに食べる・低温保管)
  (3) 食中毒の原因菌を殺す(加熱・殺菌)
 <<食中毒予防の6ポイント>>
  (1) 食品の購入(新鮮な物、消費期限を確認して購入するなど)
  (2) 家庭での保存(持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存するなど)
  (3) 下準備(手を洗う、きれいな調理器具を使うなど)
  (4) 調理(手を洗う、十分に加熱するなど)
  (5) 食事(手を洗う、室温に長く放置しないなど)
  (6) 残った食品(きれいな器具容器で保存する、再加熱するなど)

食中毒警報について

食中毒警報とは

食中毒警報は、食中毒の発生しやすい気象状況になったときなどに、一般家庭や食品関係営業者等に対して、食品衛生に関する十分な注意を呼びかけるものです。
次のいずれかの気象状況に該当するときには、倶知安保健所から食中毒警報が発令されます。

発令基準
1.その日の予想最高気温が28℃以上のとき
2.前2日間のそれぞれの日最低気温が20℃以上で、かつ、湿度が85%以上のとき
3.前2日間のそれぞれの日平均気温が23℃以上で、かつ、湿度が85%以上のとき
4.その他特に注意が必要なとき

食中毒警報が発令された際は、町の防災無線で周知します。
この期間は、次のことに注意してください。
・食品は、冷蔵庫に入れるなど低温で保存する。
・魚介類等の生鮮食品は、できるだけ早く調理し、早めに食べる。
・食品は、よく火を通して食べる。
・ふきん、まな板などの調理器具は洗浄・殺菌をする。